吸水土のう比較表
サーバーを引っ越ししました。
当方、愛知県のリフォーム関係会社に勤めている者でよく土のうを購買しているが、昨今では水だけで土のうが完成するというスグレモノが出回り始めたが、同じ吸水土のうでも各社それぞれ異なるので実際に使用したものを中心に表にまとめてみた。
いろいろ使用して見たところ、麻より不織布のほうが吸水速度が速く、吸水前の重さも軽いようだ。
ほとんどの麻製のものは吸水後、内容物のポリマーが流出してくることがあるが、流出しないものも出ている。
吸水後の重さに関しては、吸水後15kg〜18kgの会社で『重ねて使用』とか『土砂土のうと併用』と書いてあるのをみかけたが、20kgに膨らむところには書いてなかったと思う。
量販店に出回り始めたアイリスオーヤマ製の吸水土のうはひどい。
10分後に16〜20キロに膨らむと書いてあったが、10分間水に浸しても11キロにしかならず、その後放置してもそれ以上吸い込まない。
ポリマーは流れ出してくるし少し圧力をかけただけで水が染み出てくる。 ほとんどサギだ。
色々と研究をしてみたが、一昔前のものは『麻製』で平均400gから膨張するものがほとんどであり、膨張時、ポリマーが流れ出てしまい触るとベタベタしてしまうようだ。その点を改良してあるのが、『不織布製』の吸水土のうということになるのだろう。
『麻製』のものよりもどうやら吸水速度も速いと見え、おそらく購入後のストレスを緩和しているのは後者となるような気がする。そしてその中で一つだけ他に類をみない「吸水土のう」を発見。これは逆支弁付の内袋に水を直接注入するタイプで、内容物のポリマーが外に全く出ない仕組みになっていて、さらに乾燥・膨張も防ぐらしい。通常の吸水土のうは5〜10日くらいで水分が蒸発して原型にもどるよう?なので、長期使用したい場合には「ワンダーバッグ」が良いのかもしれない。
値段が安いものに限って、膨張後12kgとか15kgとかのものがあるが、はたしてそんな程度の重さのものが土のうとして役に立つかどうかは疑わしい。単価を見るととても安いので何も考えずに買おうかとも思ったが、200枚から販売としていて・・・ようするに軽い土のうをいくつも重ねなさいということなのだろうが、
その手間を考えるともっと重量を確保したものの方が断然印象としてはいい。再利用可能とうたう業者も多いが、高吸収ポリマーはぜんぶ同じであり、
差は色々あるだろうが、一度使用したドロドロの土のうに水をかけて再利用するのも見た目もよくない!そんなことばかりを主張する業者もまた神経を疑うところである。
外袋素材 | 会社名 | 商品名 | 販売単位(枚) | 販売価格 | 重さ | 所要時間 | 内容物流出 | |
吸水前 | 吸水後 | |||||||
不織布 | 山下金物 | 吸水バッグ | 20 | \32,000 | 20kg | |||
株式会社 明杜 | ミラクルバッグ | 1 | \1,300 | 250g | 20kg | 約3分 | なし | |
ワンダーバッグ | 1 | \1,450 | 320g | 20kg | 約1〜2分 | なし | ||
麻 | 山下金物 | ダッシュバッグ | 20 | \14,000 | 400g | 15kg | あり | |
神戸電子パーツ 株式会社 |
アクアボーイ | 10 | \27,440 | 20kg | ||||
セントラル企画 有限会社 |
セフティバッグ | 30 | \39,000 | 700g | 25kg | 約3分 | ||
15 | \19,500 | |||||||
バーダル | 吸水土のう | 50 | \39,000 | 430g | 18kg | 約3〜5分 | あり | |
1 | \760 | あり | ||||||
1 | \600 | 370g | 15kg | あり | ||||
株式会社 キーストン |
ダッシュバッグ | 50 | \40,000 | 400g | 15kg | 約5分 | あり | |
株式会社 ケイ・ウェーブ・ネット |
吸水土のう | 5 | \5,700 | 380g | 18kg | 約3〜5分 | ||
有限会社 エフ・エフ・シー |
セーフティ エコバッグSEB |
10 | \13,650 | 800g | 30kg | 約1〜3分 | あり | |
ボウサイト | ふくらむ土のう | 1 | \800 | 430g | 18kg | 約3〜5分 | ||
能美防災(株) | ウォーターゲル bag |
50 | \65,000 | 370g | 15kg | |||
40 | \60,000 | 440g | 20kg | |||||
30 | \75,000 | 650g | 30kg | |||||
株式会社 穂積トレイド |
吸水土のう | 30 | \21,000 | 480g | 20kg | 約5〜7分 | ||
30 | \22,800 | |||||||
セーフティバッグ | 1 | \1,200 | 400g | 約3〜5分 | ||||
東洋特機 株式会社 |
マジックフラッド ウォール |
50 | \32,500 | 430g | 18kg | 約3分 | ||
エコットバリア | 1 | \1,200 | あり | |||||
日本紙交易 株式会社 |
吸水どのう | 20 | \14,095 | 380g | 18kg | 約3〜5分 | ||
PET | フクヨシ | 水ピタ | 50 | \47,514 | 250g | 12kg | 約1分 | |
どのうPE2号 | 星野総合商事 株式会社 |
吸水土のう隊 (200枚セット) |
200 | \56,000 | 13kg | 約3〜5分 | ||
不明 | ミナト電気工業 | 土NO袋 | 50 | \43,429 | 350g | 15kg | 3分 |
土砂を詰め込む土のうに比べ、吸水土のうは使用前に水に浸けるだけで膨らむので、土砂の少ない都会に最適。
また工事現場などで使用した水の除水作業や、水漏れの吸水、止水、水路誘導、雨漏り時など、様々な用途があり注目されつつある。
これは個人でまとめたデータなので何かを保証するものではありませんので、
詳しくは各社HPをご覧になり、ご検討ください。